(1)RoHS指令：電気電子機器有害物質の使用制限令（2006年7月施行、2011年改正 RoHSⅡとして制定) 対象物質：6物質
※技術的に代替が困難な用途は、適用除外用途として規制物質（有害化学物質）の閾値を超えて使用しても良いという免除措置が設けられています。
その中の一つとして、『機械加工の為に合金成分として鋼材中及び亜鉛メッキ鋼板中に含まれる 0.35wt%までの鉛』が適用除外項目とされており、現状 Pb≦0.35wt% までは、RoHS対応していることとなります。
⇒上記適用除外項目の最大有効期限は、2016年7月21日までとなっており、現在EUおよび日本企業が延長申請中であります。

(2)欧州ELV指令：廃自動車指令（2000年10月施工） 対象物質：4物質
※日本自動車工業会において自主規制として取り上げているSOC4規制は、ELV指令の対象物に含まれます。

(3)REACH規制：EUにおいて化学物質の登録・評価・認定及び規制（2007年6月施工）
※認可候補物質…ECにて候補物質を随時追加登録 2014年12月に第12次認可候補物質が追加され、現在161物質。

(4)WEEE：廃電気電子機器指令（2006年7月施工） 対象：廃電気電子製品に含まれる有害物質
※有害物質の規制値等は設けていない。RoHS指令により、有害物質の使用を制限し対応。